投稿者: 漢見覚恵
2024年7月号
2024年6月号
2024年5月号
サマースクール
8月19日(月)・20日(火)の二日間、純正寺本堂で仏の子ども会夏休み恒例のサマースクールが開催されました。今年の参加者は、保育園年長さんから中学校2年生までの18名でした。19日は、午後1時半から開校式。お勤めと2日間の日程と注意事項の説明ののち、湖東焼きの先生を招いての焼き物教室。絵付けをしたオリジナルの丸皿は、9月に焼き上がります。夕食は流しそうめん。ご門徒の井川良一さん手作りの本格的の流し竹に、そうめんのみならずソーセージやトマト、かまぼこにブドウまで、色んなものが流れてきて、テンション爆上がりお腹いっぱいの夕食になりました。夕食後は、極楽湯で入浴。いろんなお風呂を楽しんだ子どもたちでした。本堂に帰ってきた子どもたちは、お菓子やアイスクリームを食べながら、仏教のお話の動画を鑑賞し、キャンドルサービスで今日1日を振り返りました。そして、本堂いっぱいにお布団を敷いて、眠れぬ本堂での夜を楽しんだ子どもたちでした。2日目は、午前5時に起床。洗面・着替えに布団をたたんで、「正信偈和讃」のお朝事。ラジオ体操の後に、思い思いにおむすびを作って朝食。勉強タイムで夏休みの宿題のラストスパートをして、午前9時に解散。楽しいサマースクールの2日間は、あっという間に過ぎていきました。

純正寺に新しい僧侶が誕生
今月、純正寺に新しい僧侶が誕生しました。法名は釋明慧(俗名 麻生佑来)さんと言います。彼は、現在三重県の鈴鹿市にある医療系大学に職員として勤務しています。彼は、純正寺住職の血縁者でもなく、寺院出身者でもありません。この世に生まれて30数年、様々なことを経験した彼は、将来医療現場でターミナルケア(終末期医療)に寄与できる「臨床宗教師」になることを希望しており、そのためには僧侶になることが必要であるため、この度縁あって純正寺の所属で得度することになったのです。そして、彼は7月30日から8月9日までの11日間、本願寺の研修道場で開催された「得度習礼」に臨み、8月8日の夕方本願寺にて得度式を受式、念願の浄土真宗の僧侶になりました。これから、数年の僧侶としての実務を積み、その後2年に及ぶ臨床宗教師育成プログラムを受講して臨床宗教師になる予定です。これからは、純正寺の恒例法要に参拝・出勤することもありますので、どうぞ気軽にお声がけください。



2024年4月号
2024年3月
2024年2月
今月3度目の石川行き
元日に発生した「令和6年能登半島地震」。発災翌日から毎日、能登へ物資の輸送を続けている一般社団法人「えんまん」の後方支援活動を、純正寺の子ども食堂活動「みんなの食堂ビハーラ」でも続けており、この度3回目になる物資輸送活動を遂行いたしました。「えんまん」さんから3度目の後方支援の依頼が来たのは23日。「えんまん」さんの活動が、物資輸送からお弁当配布に移行してきたのに伴い、お米がたくさん必要なので何とかならないかという依頼。さらに、支援している避難所でノロウイルスとコロナウイルスの感染症が発生し、寝具を入れ替えなければならなくなったことにより、マットレスと毛布が必要とのこと。彦根市社協さんに問い合わせたところ、災害用の毛布が相当数あるとのことで、早速宅配便にて80枚の毛布を送りました。マットレスは、純正寺のほとけの子ども会の夏休みのサマースクールの際に、レンタル布団でお世話になっている多賀町の光和商事さんが、使わなくなったマットレス約40枚を提供くださいました。お米は、26日(金)から28日(日)までの3日間、純正寺本堂で協力の受付をしたところ、約70名の方々からおよそ1500kgの精米や大量の漬物などが集まりました。加えて、追加で飲料水が必要との連絡がえんまんさんから届いたため、ペットボトル30ケース360kgを購入しました。そして、29日(月)の午前に、2トントラック一台満杯の物資を石川県小松市と能美市に向けて輸送いたしました。発災からひと月経って2月に入ると、被災地も避難所生活から二次避難で仮設住宅や借り上げ住宅への移動が始まるでしょう。そうなると、支援の種類も変化してきますが、これからも引き続き被災された方々の苦しみに関わり続けていこうと思います。